子どもの健やかな成長のカギは睡眠にあり?!

なぜ、早寝早起きがいいの?!

人間の体は、もともと太陽と共に起きて生活するようにできています。これは古代からの人間の生活が遺伝子レベルで残されているためです。同じ睡眠時間であっても、日中に睡眠を取るのと、夜間に睡眠を取るのとでは、まったく違うとか。
では、早寝早起きのメリットは何でしょうか?

ホルモンバランスが整い、安定した精神状態・感情で過ごすことができる

早起きし、毎日朝日をしっかり浴びることで、「セロトニン」というホルモンが分泌されます。セロトニンは、興奮を呼び起こすアドレナリンなどの脳内伝達物質の量をコントロールするホルモンの一種です。不足するとうつ病や不眠症などの原因にもなります。

「メラトニン」の分泌が促進され、適度な時間に眠ることができる

朝早くに起きることで、適当な時間にメラトニンというホルモンの分泌が盛んになり、眠くなります。メラトニンは太陽の光を浴びてから15時間前後にならなければ分泌されません。適切な時間に眠れることで、不眠症などのリスクも減ります。

朝ごはんをゆっくり、きちんと食べることができる

朝ごはんを食べることで、子どもたちの脳も働き出します。1時間目の授業の内容もきちんと頭に入り、給食前までの集中力もキープすることができます。さらに、朝食を食べて腸が刺激されると便秘も防ぐことができ、快調な一日に。

子どものの早寝早起き、どうすれば身につくの?

朝日をしっかり浴びる

朝日を浴びることで、体内時計が調整され、一日のリズムを整えることができます。可能であれば朝日が入る部屋で眠り、カーテンを開ければ朝日が入る状態にしておくといいですね。

食欲がなくても朝ごはんは必ず食べる

食べ物を摂取することにより血行が促進され、体も目覚めます。少量でもいいので必ず朝食は摂りましょう。「噛んで食べる」ことでもメラトニンの分泌が促進されるため、ゼリーやドリンクなどではなく、食べやすいおにぎりや具の入ったお味噌汁などがおすすめです。

毎朝、決まった時間に起こし、寝坊は1時間程度に留める

早寝早起きを習慣づけるには、まず毎日決まった時間に起きることが大切。土日だからといって寝すぎないようにして、1時間程度の寝坊に留めましょう。

目覚まし時計が鳴っても声をかけても、お子さんがどうしても起きてくれない場合は、まず上半身だけでも起き上がらせてみて。体が起きる時間だと認識して目も覚めますよ! 目覚まし時計が鳴っても声をかけても、お子さんがどうしても起きてくれない場合は、まず上半身だけでも起き上がらせてみて。体が起きる時間だと認識して目も覚めますよ!