How to 歯みがき
歯みがきに自信があっても約8割の人にみがき残しあり
みなさんは、一日に何回歯みがきをしますか?
厚生労働省の調査(※1)によると、一日の歯みがき回数は年々増えていて、現在では、約75%の人が一日2回以上歯をみがいています。
子どもの頃から「歯は大切」という考え方が広まって、歯みがきへの意識が高くなっていることが分かりますね。
<1日の歯みがき回数>


自分の歯みがきに自信がありますか?
でも「自信がある」と答えた人の口の中を調べた結果、実は8割の人にみがき残しがありました。
きちんとみがいているようでも、自己流ではなかなか難しいもの。
なぜ、うまくみがけないのでしょうか?
*歯をみがく力が強すぎる
*歯ブラシの動かし方が大きすぎる
*毛先が開いた歯ブラシを使っている
などが原因であることが分かりました。
<歯みがきに自信あり>


要注意!みがけていない場所はココ
- *歯と歯の間
- *奥歯の奥
- *歯並びの悪いところ
歯と歯の間
奥歯の奥
歯並びの悪いところ
※資料提供:ライオン(株)Lidea
歯ブラシの毛先が届きにくいところが多いのが分かりますね。
そう、自己流のみがき方では、きちんと歯垢を落とすことができません。
どうすれば上手に歯垢を落とせるのでしょうか?
歯みがきの基本
皆さんは、毎日どのように歯をみがいていますか?今回は、上手に歯垢を落とし健康な歯を維持するための「歯みがきの基本」をご紹介します。基本を身につけ、効果的な歯みがきをしましょう。
歯みがきには次の「3つの基本」があります。1カ所あたり20回程度を目安に、ていねいにみがきましょう。
基本の歯みがき法
- 1歯ブラシの毛先を歯面に
きちんとあてる
- 1歯ブラシの毛先を歯面に
- 2毛先が広がらない程度の
軽い力でみがく
- 2毛先が広がらない程度の
- 3小刻みに動かす<1-2本の歯を
5~10㎜の幅で>
- 3小刻みに動かす
強くみがくのはNG
歯みがきするときは、あまり強くみがかないで!
歯ブラシの毛先が広がらないくらいの軽い力でみがこう。
強い力でみがくと、歯垢も落ちづらいし、
歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあるんだ。

みがき残しをしないみがき方
- 歯垢が付きやすいところを念入りに!
- 右利きの人は右側、左利きの人は左側にみがき残しが多い
- 歯の<裏側><表側><かみ合わせ面>は分けてみがく
- 1本1本の歯を意識してみがく
- みがく順番を決めておくと、みがき残しが少なくなる
歯みがきの達人になるためのヒント!
<歯ブラシの持ち方>
ペングリップ(鉛筆を持つようににぎって持つ)
パームグリップ(手のひらでにぎるように持つ)
どちらの持ち方にするかは、みがく部位に合わせてみがきやすい方でOKですが、どちらも、歯ブラシをギュッと強くにぎるのはNGなので注意して。
歯医者さんで「歯みがきに力が入り過ぎている」と言われたり、自分でも歯みがきするときに力が入り過ぎていると感じる人は、余分な力が入らず、小きざみに動かしやすい「ペングリップ」がオススメ。